冬は浴室のカビ対策をしていないと、カビが繁殖して黒ずんでしまうことも。しかし、冬のカビは色が薄いため、気づかないうちにカビが広がってしまうことも。そこで、冬の浴室カビ対策で真っ白な浴槽をキープする方法をご紹介しましょう。
冬のカビ、目に見えないからこそ危険!
冬は寒さで窓や浴室の換気が十分にできないため、カビが発生しやすい季節です。しかし、冬のカビは梅雨時のカビと比べて目立ちにくいため、油断している人も多いようです。
冬のカビは、主に結露によって発生します。冬は室内と室外の温度差が大きくなるため、窓や浴室の水蒸気が冷やされて結露しやすくなります。この結露がカビの繁殖に最適な環境となるのです。
冬のカビは、目に見えにくいため、気が付いたときにはすでに大きくなっていることがあります。また、冬のカビは梅雨時のカビと比べて、アレルギーや喘息などの原因となるカビが多いと言われています。
冬の浴室、カビの温床に?
冬の浴室は、意外と湿度が高く、カビの温床となっていることをご存知でしょうか。
冬の浴室の温度変化を見ると、入浴中は25℃程度まで上昇しますが、1日を通して見ると、冬の方が低い傾向にあります。しかし、それでもクロカビが生育する温度(約5~35℃)には十分に達しています。
一方、湿度は、梅雨時も冬も入浴時には飽和状態の99%にまで達します。つまり、どちらの季節も、クロカビが生えやすい条件である85%以上になる時間の長さにあまり差はないのです。
そのため、冬の浴室でも、カビが発生するリスクは高いと言えます。
冬のカビは、梅雨時のカビと比べて、色が薄くて目立ちにくいのが特徴です。そのため、気づいたときにはすでに大きくなっていることも少なくありません。
梅雨時と冬の浴室の温度・湿度の変化を比較すると、梅雨時は温度が高く湿度も高いため、カビが発生しやすい環境といえます。一方、冬は温度が低く湿度も低くなるため、カビの発生は抑えられると考えられます。
しかし、実際には冬の浴室でもカビが発生する可能性は高いのです。その理由は、入浴中は浴室の温度が25℃前後まで上昇し、湿度も99%近くまで達するためです。この状態は、カビの生育に適した環境といえます。
さらに、冬は窓や浴室の換気が十分にできないため、湿気がこもりやすい傾向にあります。そのため、入浴後にしっかりと換気をしないと、カビの発生リスクが高まります。
冬の浴室でカビを防ぐためには、以下のような対策が有効です。
- 入浴後は、必ず換気をして、湿気を外に逃しましょう。
- 浴室の換気扇を常時稼働させておくことも効果的です。
- カビが生えやすい場所の掃除を定期的に行いましょう。
特に、窓枠や浴室の天井、換気扇の裏側などは、カビが発生しやすいため、注意が必要です。
冬の浴室は、温度が低め・湿度が高めというカビの温床となる環境です。上記の対策を参考に、冬のカビ対策をしっかり行いましょう。
冬のカビを防ぐためには?
冬のカビを防ぐためには、以下の対策が有効です。
- こまめな換気
- 結露の発生を抑える
- カビが生えやすい場所の掃除
こまめな換気は、冬のカビ対策の基本です。入浴や調理の後は、必ず換気をして、室内の湿気を外に逃しましょう。
また、結露の発生を抑えるためには、窓や浴室の断熱対策をすることも大切です。窓に断熱シートを貼ったり、浴室に浴室暖房を設置したりするのも効果的です。
寒気はカビ対策だけじゃない!
換気は大事です。換気は、室内の空気を入れ替えることで、新鮮な空気を取り込み、古い空気や有害物質を外に排出する作業です。
換気をすることで、以下のメリットがあります。
- 室内の空気質を改善する
- カビやダニの発生を抑える
- 結露を防ぐ
- 二酸化炭素濃度を下げる
- においを消す
- 室温を下げる
換気をしないでいると、室内の空気は汚れていき、カビやダニなどの害虫が発生しやすくなります。また、結露が発生して、壁や床が傷んだり、カビの原因になったりすることもあります。さらに、二酸化炭素濃度が高くなると、頭痛や倦怠感などの症状を引き起こす可能性があります。
冬は寒さで換気が億劫になりがちですが、カビ対策のためにも、こまめな換気を心がけましょう。