冬でも緑色を!芝生の色を鮮やかに保つための3つのポイント

冬でも緑色を!芝生の色を鮮やかにするための3つのポイント!

芝生は、鮮やかな緑色が庭や公園の景観を彩る、人気の高い植栽です。しかし、芝生は育てていると変色することがあります。色が変わる原因は複数あるため、1年中きれいな芝生を保ちたい方はその原因と対処法を知っておくことが大事でしょう。

そこで、今回は芝生をきれいな色に保つために、芝生が変色するおもな原因とその対処法について、3つのポイントにまとめました。

目次

冬でも芝生の色を緑色に保つ方法

寒い冬に、茶色く枯れてしまった芝生。冬でも緑色の芝生を保つための方法をご紹介します。

冬も緑色の芝生にしたいなら、寒地型芝を選ぼう

冬になると、芝生は茶色く枯れてしまうのが一般的です。しかし、寒地型芝を使えば、冬でも緑色を保つことができます。

寒地型芝は、気温が低くても冬眠しない性質があります。そのため、適切な管理をすれば、1年を通して緑色の芝生を楽しむことができます。

寒地型芝には、以下のような種類があります。

  • スズメノヒエ
  • コウライシバ
  • ミズアオイ

これらの芝は、耐寒性が高いだけでなく、耐陰性や耐踏圧性にも優れています。そのため、日当たりが悪い場所や、頻繁に人が歩く場所でも育てることができます。

ただし、寒地型芝は暑さに弱いため、夏枯れを起こすことがあります。そのため、夏に芝生が枯れてしまった場合は、夏枯れ防止用の肥料を施すことで、回復を促すことができます。

また、寒地型芝は、暖地型芝に比べて成長が遅いため、定期的に刈り込みを行う必要があります。

寒い冬でも緑色の芝生を楽しみたい方は、寒地型芝の選択を検討してみてください。

冬も緑色の芝生を保つ、オーバーシードの方法

冬になると、芝生は茶色く枯れてしまうのが一般的です。しかし、オーバーシードという方法を使えば、冬でも緑色の芝生を楽しむことができます。

オーバーシードとは、既存の芝生に新しい芝の種をまき、混ぜ合わせる方法です。この方法では、冬に休眠する暖地型芝の上に、冬でも緑色の寒地型芝を育てることで、1年中緑色の芝生を保つことができます。

オーバーシードに適した寒地型芝としては、ペレニアルライグラスやスズメノヒエなどがあります。これらの芝は、短年草であるため、毎年種をまき直す必要があります。

オーバーシードの手順は、以下のとおりです。

  1. 暖地型芝を刈り込み、雑草を取り除く。
  2. 寒地型芝の種をまき、薄くならす。
  3. 水やりをして、種をまいた部分を押さえる。

オーバーシードは、比較的簡単に行うことができます。しかし、毎年種をまき直す必要があるため、手間とコストがかかります。

冬でも緑色の芝生を楽しみたい方は、オーバーシードを検討してみてください。

芝生の色を蘇らせる、着色剤の活用法

冬になると、芝生は茶色く枯れてしまい、景観を損ねることがあります。しかし、着色剤を使えば、手軽に芝生の色を蘇らせることができます。

着色剤は、芝生に噴霧することで、葉緑素の合成を促し、葉色を濃くするものです。また、保温効果を高めるものもあり、積もった雪を溶けやすくするメリットもあります。

着色剤を使う際は、以下の点に注意しましょう。

  • 芝生が完全に枯れていないことが前提です。枯れてしまった部分には着色剤が染み込みません。
  • 着色剤は、芝生に直接吹きかけるのではなく、噴霧器などで薄めてから使用します。
  • 着色剤は、毎年使用する必要があります。

着色剤は、すでに芝生を育てている方にとっては、手軽に芝生の色を蘇らせることができる便利な方法です。

芝生の色を濃くしたいなら、肥料を活用しよう

芝生は、春や夏などの生長期に、葉緑素の合成が活発になり、色が濃くなります。しかし、その時期に芝生の色が薄い場合は、栄養が不足しているサインかもしれません。

芝生を色濃くするためには、窒素やカリウム、リン酸などの栄養素を十分に与えることが大切です。

窒素は、葉緑素の合成に必要な栄養素です。カリウムは、葉の強度を高め、病害虫に強い芝生に育てます。リン酸は、根の発育を促し、芝生全体の健康を保ちます。

肥料を与える際は、用量を守ることが重要です。用量を守らないと、芝の生長が早くなり、芝刈り回数が増えたり、病害虫の被害を受けやすくなったりします。

肥料は、春や秋の生長期に、2~3回に分けて与えるのがおすすめです。

また、芝生の種類や土壌の状態によって、必要な肥料の量は異なります。そのため、必ず肥料袋に記載されている用量を守って与えましょう。

芝生が茶色くなる5つの原因と対策

芝生は、日当たりや水やり、肥料などの管理が適切でないと、茶色く変色してしまうことがあります。また、芝特有の現象によって茶色くなることもあるので、原因を知っておくことで、適切な対策をとることができます。

芝生が茶色くなる主な原因と対策は、以下のとおりです。

  • 日照不足

芝生は、日当たりの良い場所を好みます。日照不足になると、葉緑素の合成がうまくいかず、葉色が薄くなります。対策としては、日当たりを良くするように、剪定や植え替えなどの方法があります。

  • 水不足

芝生は、水を好みます。水不足になると、葉が枯れたり、黄色くなったりします。対策としては、適度に水やりをするようにしましょう。

  • 肥料不足

芝生は、成長するために栄養素を必要とします。肥料不足になると、葉色が薄くなったり、生育が悪くなったりします。対策としては、適切な量の肥料を与えるようにしましょう。

  • 病気や害虫

病気や害虫に感染すると、葉が枯れたり、茶色くなったりします。対策としては、病気や害虫の予防対策をとるとともに、発生した場合は早期発見・早期治療をするようにしましょう。

  • 芝生特有の現象

芝生には、刈り込みや芝刈り機の使用によって、葉先が茶色くなる「軸刈り」や、夏季の高温・多湿によって葉先が茶色くなる「夏枯れ」などの現象があります。これらの現象は、対策が難しいものもありますが、適切な管理をすることで、症状を軽減することができます。

芝生が茶色く変色してしまった場合は、まず原因を特定することが大切です。原因を特定したら、それに応じた対策をとるようにしましょう。

冬でも緑色の芝生を保つ方法まとめ

冬でも緑色の芝生を楽しみたい場合、寒地型芝を育てるか、暖地型芝と寒地型芝を組み合わせたオーバーシードを施す方法があります。また、着色剤を使うという方法もあります。

芝生の色合いは、季節や品種によっても異なります。高麗芝は黄緑色、野芝は茶色がかった緑色、ブルーグラスは濃い緑色、バミューダグラスは高麗芝とブルーグラスの中間色となります。

冬以外にも、芝生が変色する原因はいくつかあります。主な原因としては、肥料不足、軸刈り、病気などが挙げられます。それぞれに適切な対処法がありますが、難しい場合は業者に依頼することをおすすめします。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

御用聞き致します。地域のお困りごとに対応しています。皆様に少しでも有益な情報をお届けできればと思います。
ご依頼はお気軽にご相談ください。



目次