芝生の手入れが大変で、芝生をやめたいと思っている方も多いのではないでしょうか。しかし、芝生を剥がして土に戻すだけでは、雑草が生えやすくなり、また手入れが必要な状態に戻ってしまいます。
そこで今回は、芝生をやめたいときに役立つ、手間と費用を抑えてお庭をリニューアルする方法をご紹介いたします。
芝生をやめたくなる理由と対処法
芝生は手入れが大変で、雑草が生えやすく、イメージと違ったなどの理由で、やめたくなることもあるでしょう。そこで、芝生をやめたくなる理由と、その対処法をご紹介します。
芝刈りが面倒な場合の対策
芝生をきれいに保つためには、定期的な芝刈りが必要です。しかし、芝刈りは意外と手間がかかるもの。そのため、芝刈りが面倒で芝生をやめたいと考える人も多いのではないでしょうか。
芝刈りが面倒な場合、どのような対策をとることができるのでしょうか。以下にいくつかの例を挙げます。
1. 芝刈り機の種類を変える
手動の芝刈り機よりも、電動の芝刈り機の方が芝刈りが楽です。電動の芝刈り機は、手動の芝刈り機に比べて重量が軽く、パワーも強いため、楽に芝を刈ることができます。
また、最近では、芝刈りをしなくても低い草丈を維持できる芝生種も販売されています。このような芝生種に張り替えれば、芝刈りの頻度を大幅に減らすことができます。
2. 芝刈りを外注する
芝刈りを外注するという方法もあります。芝刈り業者に依頼すれば、自分で芝刈りをする必要がなくなり、時間と労力を節約することができます。
ただし、芝刈りを外注する場合は、業者選びが重要です。芝刈りの実績が豊富で、丁寧な仕事をしてくれる業者を選びましょう。
3. 芝を撤去する
芝刈りが面倒な場合は、思い切って芝を撤去してしまうという方法もあります。芝を撤去すれば、芝刈りの手間から解放されるだけでなく、雑草が生えにくくなるというメリットもあります。
芝を撤去する方法は、以下の通りです。
- 芝刈り機で芝を刈り取る。
- 芝の根を除去する。
- 土を耕して、新しい植栽や舗装材を敷く。
芝を撤去する際には、根を残さないように注意しましょう。根が残っていると、雑草が生えやすくなってしまいます。
植物の種類を変えたい場合の対策
芝生を張ったお庭は、見た目が美しく、子どもやペットの遊び場としても最適です。しかし、芝生には手入れが必要であり、雑草が生えやすいというデメリットもあります。
そのため、芝生以外の植物を育てたいという人もいるでしょう。例えば、花壇や菜園、ガーデンスペースなどをつくりたいという場合です。
植物の種類を変えるためには、現在の芝をはがし、土壌を耕して改良する必要があります。
芝の撤去方法
芝を撤去する方法は、以下の2つがあります。
- 除草剤を使う方法
- 手で抜く方法
除草剤を使う場合は、芝生全体に除草剤を散布して、枯らしてから撤去します。手で抜く場合は、芝刈り機で芝を刈り取り、根っこごと手で抜きます。
土壌の改良方法
土壌を改良する方法は、以下のとおりです。
- 土を深く耕す
- 腐葉土や堆肥を混ぜる
- 石灰をまいて土壌の酸度を調整する
土壌を深く耕すことで、通気性と排水性を向上させることができます。腐葉土や堆肥を混ぜることで、土壌の栄養分を補給することができます。石灰をまくことにより、土壌の酸度を調整することができます。
植物の種類に応じた土壌改良
植物の種類によって、適した土壌は異なります。例えば、花壇に植える花は、水はけの良い土壌を好みます。そのため、花壇をつくる場合は、土壌改良の際に、腐葉土や堆肥を多めに混ぜ込むようにしましょう。
菜園で野菜を育てる場合は、肥沃な土壌が必要です。そのため、菜園をつくる場合は、土壌改良の際に、腐葉土や堆肥をたっぷりと混ぜ込み、石灰をまいて土壌の酸度を調整するようにしましょう。
管理が面倒な場合の対策
芝生は、定期的な芝刈りや水やり、肥料やりなどの手入れが必要です。しかし、これらの手入れは、意外と手間がかかるもの。そのため、管理が面倒で芝生をやめたいと考える人も多いのではないでしょうか。
管理が面倒な場合、どのような対策をとることができるのでしょうか。以下にいくつかの例を挙げます。
1. 人工芝に敷き替える
人工芝は、一度敷いてしまえばほとんど手入れが必要ありません。水やりや肥料やり、雑草取りなどの手間が省けるので、管理が非常に楽になります。
最近では、本物と見分けがつかないようなリアルな人工芝も販売されています。そのため、芝生としての見た目や使い勝手も大きく損なわれることはありません。
2. レンガや砂利を敷く
レンガや砂利は、手入れがほとんど不要です。雑草が生えにくいというメリットもあるので、手入れが面倒な人におすすめです。
また、レンガや砂利には、さまざまな種類があります。色やサイズ、形など、好みに合わせて選ぶことができます。
3. 芝生以外の植物を植える
芝生以外の植物を植える場合は、植物の種類によって適した土壌や手入れ方法が異なります。そのため、事前にしっかりと調べておくことが大切です。
また、植物の種類によって、見た目や雰囲気も大きく変わります。そのため、自分のイメージに合った植物を選ぶようにしましょう。
虫や雑草の発生を抑える対策
芝生は、美しい景観と使い勝手の良さから、多くの家庭で採用されています。しかし、芝生には雑草や虫が発生しやすいというデメリットもあります。
雑草や虫の発生を抑えるためには、以下の対策が有効です。
1. 地面を覆う
地面をコンクリートやレンガ、砂利などで覆ってしまうと、雑草や虫の発生を抑えることができます。
コンクリートやレンガは、雑草や虫が生えにくく、耐久性にも優れています。また、レンガやタイルを使えば、お庭を好きな雰囲気に装飾することも可能です。
砂利は、手入れが簡単で、雑草の発生を抑えることができます。ただし、砂利は時間が経つと地面に埋まってしまうため、定期的に補充する必要があります。
2. 除草剤や殺虫剤を使う
除草剤や殺虫剤を使うことで、雑草や虫を駆除することができます。
除草剤は、雑草の葉や根に直接散布することで、枯らします。殺虫剤は、虫の体に直接散布することで、死にます。
ただし、除草剤や殺虫剤を使うと、環境への影響や人体への影響が懸念されます。また、雑草や虫が除去されたとしても、再び発生する可能性もあります。
3. 芝生の管理を徹底する
芝生をこまめに手入れすることで、雑草や虫の発生を抑えることができます。
芝刈りや水やり、肥料やりなどの基本的な手入れを怠ると、芝生が弱り、雑草や虫が発生しやすくなります。また、雑草を発見したら、早めに抜いておきましょう。
芝生をはがす方法 ~スコップ編~
芝生をやめたい場合、まず現在の芝生をはがさなければなりません。芝生をはがす方法はいくつかありますが、もっとも簡単で手っ取り早いのが、スコップを使う方法です。
手順
- はがす部分の芝に、スコップの大きさの四角い切込みを入れます。
- 切込みに沿ってスコップを地面に差し込み、てこの原理を使って持ち上げます。
- 掘り返した芝を別の場所へ運び、処分します。
注意点
- 芝生をはがすときは、根っこを残さないように注意しましょう。根っこが残っていると、雑草が生えやすくなってしまいます。
- 芝生をはがす作業は、体力を使うので、休憩をこまめにとりましょう。
スコップを使った芝生はがしは、手っ取り早く芝生をリセットできる方法です。ただし、根っこを残さないように注意して、体力に余裕のあるときに作業するようにしましょう。
芝生をはがす方法 ~除草剤編~
芝生をやめたい場合、体力に自信がない人や、手間をかけたくない人には、除草剤を使う方法がおすすめです。除草剤には、芝生だけを枯らせる選択性のものもありますが、芝生も枯らせる非選択性の除草剤もあります。
手順
- 非選択性の除草剤を芝生の上にまんべんなく散布します。
- 散布後、数日から1週間程度で芝生が枯れますので、枯れた芝を熊手などを使って集め、処分します。
注意点
- 除草剤は、人体や環境に影響を及ぼす可能性があるため、使用の際は注意が必要です。
- 除草剤の成分は、散布後しばらく地中に残留するため、その後に植える植物に影響することがあります。
除草剤を使った芝生はがしは、体力や手間がかからないため、忙しい人や体力に自信がない人にもおすすめです。ただし、除草剤の使用には注意が必要なので、事前にしっかりと調べておきましょう。
芝生をはがす方法 ~ビニールシート編~
芝生をやめたい場合、除草剤やスコップを使う方法もありますが、ビニールシートを使う方法もあります。ビニールシートを使うと、物理的に芝生を枯らせることができるのです。
手順
- 芝生に水をまき、新聞紙を被せ、その上にさらに水をまきます。
- ビニールシートを被せ、めくれないように石などで固定します。
- 2~3か月ほど放置します。
- ビニールシートと新聞紙をはがし、枯れた芝生を熊手などで集めて取り除きます。
- 堆肥をまいて、1か月ほど放置します。
注意点
- ビニールシートをしっかりと固定しないと、めくれて芝生が光合成を続けてしまう可能性があります。
- ビニールシートを長期間放置すると、土壌の酸欠や雑草の発生を引き起こす可能性があります。
ビニールシートを使った芝生はがしは、除草剤やスコップを使う方法に比べて、土壌や人体への影響が少ない方法です。ただし、完全に枯らせるまでに時間がかかってしまうというデメリットがあります。
芝生をはがしたら、正しい処分方法でゴミを減らそう
芝生をやめたい場合、まずは芝生をはがす必要があります。しかし、はがした芝生の処分方法に困る人も多いのではないでしょうか。
芝生を処分する際には、土と芝を分けて処分する必要があります。土はゴミとして捨てることができないため、芝から土を落とす必要があります。
処分方法
- はがした芝生を日の当たる場所に置き、乾燥させます。
- 乾燥した芝生を叩いて、土を落とします。
- 土を落とした芝生は、燃えるゴミとして処分します。
- 残った土は、自治体の指示に従って処分するか、芝生が生えていた場所に戻します。
業者に依頼する方法
芝はがしや芝の処分は、手間がかかるため、業者に依頼するのも一つの方法です。芝の張り替えに対応している芝張り業者では、芝はがしもしてくれることが多いです。業者に頼めば、すぐに芝をはがしてくれる上、芝の処分も引き受けてくれます。
芝生をはがしたら、正しい処分方法でゴミを減らしましょう。自分で処分するのが難しい場合は、業者に依頼するのもおすすめです。
芝生をやめたいと思ったら、まずは対策を検討しよう
芝生は、美しい景観と使い勝手の良さから、多くの家庭で採用されています。しかし、芝生の手入れは、定期的な芝刈りや水やり、肥料やりなど、意外と手間がかかるもの。そのため、管理が面倒で芝生をやめたいと考える人も多いのではないでしょうか。
芝生をやめたいと思った場合、まず考えるべきは、芝生をやめる理由です。芝生の手入れが大変だからなのか、虫や雑草の発生が気になるからなのか、それとも他のものに変えたいからなのか。理由によって、とるべき対策も変わってきます。
芝生の手入れが大変な場合
芝生の手入れが大変な場合、電動の芝刈り機などを導入する、管理の楽な品種の芝生に変えるといった方法で手入れの負担を減らせば、芝生を続けていくことができるかもしれません。
虫や雑草の発生が気になる場合
虫や雑草の発生が気になる場合、防草シートや除草剤を使うことで、虫や雑草の発生を抑えることができます。ただし、防草シートを使うと、芝生以外の植物も育てられなくなってしまうので注意が必要です。
他のものに変えたい場合
他のものに変えたい場合、人工芝に変える、タイルやレンガ、砂利などに変えることで、お庭の雰囲気を変えることができます。
芝生をはがす方法
芝生の種類を変えたりお庭の雰囲気を変えたりするためには、今ある芝生をはがしてしまうことが必要です。芝生をはがすには、スコップや除草剤、ビニールを使う方法などがありますが、どれも手間や時間がかかってしまいます。
業者に依頼する方法
芝張りの業者は、芝はがしにも対応していることが多いです。業者に依頼してやってもらうのがもっとも簡単に芝生をはがす方法ですので、芝生をやめたいと考えている人は検討してみてください。
芝生をやめたいと思った場合は、まずは対策を検討しましょう。芝生の手入れが大変な場合は、手入れの負担を減らす方法を検討してみましょう。虫や雑草の発生が気になる場合は、防草シートや除草剤を使う方法を検討してみましょう。他のものに変えたい場合は、人工芝やタイル、レンガ、砂利などに変える方法を検討してみましょう。