蛍光灯の処分、割ってはダメ!正しい方法を解説します。

蛍光灯の処分、割ってはダメ 正しい処分方法とは?

蛍光灯の処分方法、みなさんはどのようにしていますか?割ってから不燃ゴミとして出すという人がいたら、これは非常に危険な方法です。
蛍光灯には、水銀などの有害物質が含まれています。割ってしまった場合、ガラスの破片だけでなく、水銀の蒸気も漏れ出してしまいます。水銀は人体に有害なだけでなく、環境にも悪影響を及ぼす恐れがあります。

また、蛍光灯の処分方法は、家庭と事業者で異なります。家庭の場合は、自治体の回収ボックスや粗大ゴミとして処分することができます。事業者の場合は、産業廃棄物として適切に処理する必要があります。

目次

蛍光灯の正しい処分方法は?不燃ゴミとして捨てると危険?

蛍光灯を処分するときは、不燃ゴミとして捨てることができると思っている方も多いのではないでしょうか。しかし、実は蛍光灯は、ほかのゴミと一緒に捨てることは法律で禁じられています。

蛍光灯の光の秘密は水銀にあった!

蛍光灯は、電気を流すと明るく光る照明器具です。その仕組みは、水銀ガスと蛍光粉にあります。
蛍光灯に電気を流すと、電子が蛍光灯の中を飛び回ります。この電子と蛍光灯の内部に入っている水銀ガスが衝突し、光を発するのです。
水銀ガスは、紫外線を放出します。この紫外線を蛍光粉が吸収し、私たちが見える光に変換するのです。

蛍光灯には、約5ミリリットル程度の水銀が含まれています。水銀は、有害物質として知られています。そのため、蛍光灯は、適切に廃棄する必要があります。
水銀が漏れ出ると、人体や環境に悪影響を及ぼす可能性があります。水銀は、脳や神経系、腎臓などに影響を及ぼす恐れがあります。また、水俣病などの公害を引き起こす原因にもなります。

蛍光灯を廃棄する際には、割れないように注意して、自治体の指定する方法で処分しましょう。

水銀の扱いには厳しい法律が定められている

水銀は、有害な物質として知られています。水俣病や第二水俣病などの公害を引き起こした原因としても知られています。そのため、水銀の扱いには厳しい法律が定められています。

水銀を使用した製品の製造や輸入には、許可が必要です。また、水銀の貯蔵や廃棄にも、厳しい規制が適用されます。

蛍光灯にも、水銀が含まれています。蛍光灯を処分する際には、自治体の指定する方法で処分する必要があります。

割れた蛍光灯を不燃ゴミとして捨ててしまうと、水銀が漏れ出して環境汚染を引き起こす可能性があります。また、水銀が体内に吸収されると、健康被害を引き起こす可能性があります。

蛍光灯の水銀、白熱電球やLEDには含まれていない

蛍光灯は、水銀ガスと蛍光粉を組み合わせることで光を発生させる照明器具です。そのため、蛍光灯には水銀が含まれています。

一方、白熱電球は、フィラメントに電流を流すことで熱と光を発生させます。LEDは、電子に含まれるエネルギーを直接光として変換します。どちらも蛍光灯のように水銀は含まれていません。

蛍光灯は水銀を含むため、不燃ゴミとして捨ててしまうと水銀が漏れ出し、環境汚染や健康被害を引き起こす恐れがあります。そのため、蛍光灯は自治体の指定する方法で処分する必要があります。

蛍光灯の処分、家庭と事業者で違う?

蛍光灯は、家庭から出るゴミの中では比較的量が多く、また水銀などの有害物質を含んでいるため、適切な処分が重要です。

家庭で蛍光灯を処分するなら、回収ボックスが便利

蛍光灯は、水銀などの有害物質を含むため、不燃ゴミとして捨てることはできません。家庭で蛍光灯を処分する際には、自治体の指定する方法で処分する必要があります。

最もメジャーな処分方法は、自治体の回収ボックスを利用することです。回収ボックスは、市区町村の役所や家電量販店などに設置されています。

回収ボックスに蛍光灯を出す際には、破損しないように新聞紙などで包んでから出すようにしましょう。
回収ボックスは、環形・直線形・電球型のすべての蛍光灯に対応しています。また、回収は無料で行うことができます。

家庭で蛍光灯を処分する際には、手軽で便利な回収ボックスを利用しましょう。

工場や会社で蛍光灯を処分するなら、産業廃棄物処理業者に相談

蛍光灯は、水銀などの有害物質を含むため、家庭で出る量と比べて多く、また、有害物質の量も多いことが特徴です。そのため、工場や会社で蛍光灯を処分する際には、産業廃棄物として処理する必要があります。

産業廃棄物として蛍光灯を処分するには、産業廃棄物処理業者に依頼する必要があります。産業廃棄物処理業者は、蛍光灯を適切に処理するための技術や設備を有しています。

産業廃棄物処理業者に依頼する際には、蛍光灯の量や種類などを伝え、適切な処分方法を提案してもらいましょう。

また、自治体によっては、市に産業廃棄物の収集を委託されている業者に依頼する方法もあります。ただし、この方法では、家庭並みのサイズと量の蛍光灯に限られます。

工場や会社で蛍光灯を処分する際には、産業廃棄物処理業者に相談して、適切な処分方法を検討しましょう。

蛍光灯を処分するときは割らないように

蛍光灯の処分をするときに注意されているのは、内部に入っている水銀ガスです。もし、蛍光灯が割れて内部のガスが抜けた場合は、捨て方が変わってきます。わざと蛍光灯を割って処分しようとすると、水銀ガスの中毒が起こる可能性がありますので絶対にやめましょう。

割れた蛍光灯はガラスという分類になります。捨てるときの区分は不燃ゴミになりますが、一部の自治体では危険物としても回収されます。捨てるときには新聞紙などでくるんで、危険と表記しておきましょう。

もし目前で割ってしまった場合は、靴やラバー手袋などで手足を保護しましょう。もちろん換気を忘れずにおこなうようにしてください。蛍光灯はかなり細かく割れやすいので、目の粗い軍手や靴下だと入り込んで刺さることがあります。

細かいガラスくずが飛ばないように手や濡れモップなどで大きなガラスを回収した後は、掃除機やガムテープなどで細かいものも回収します。ガラスは基本的に不燃ごみですが、細かいガラスは可燃ごみとしてもいいことがありますので、自治体に確認しましょう。

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