遺品には魂が宿ると言われており、遺品整理において遺品供養はとても大切なんです。
遺品供養にはお焚き上げと呼ばれる方法があり、ご祈祷やお経などのお祈りを捧げてお品を「浄化」すること、その後にお品を焼いて「浄火」することの二つの行いから成り立ちます。
今回は遺品整理を行うためにもぜひ知っておいていただきたい「お焚き上げ」についてご紹介いたします。
お焚き上げとは?
「お焚き上げ」で一般的なのは、初詣の神社やお寺で旧年のお札やお守りをまとめて焼く行事でしょう。
しかし、最近は亡くなられた方のさまざまな遺品やご自分の想いが込もったお品のお焚き上げを希望する方も増えてきました。遺品整理を行い仕分けした後に故人の思い出が詰まったお品の供養をするのです。
お焚き上げが必要なもの
遺品供養が必要なモノは、愛用していたメガネや本、寝具、人形、ぬいぐるみ、衣類など、故人の思い入れが強いものとされています。ただし、故人が生前に残しておきたいと希望していたモノは、できる限り処分しないであげて下さい。特に人形はそれ自体に魂があるように見えるので、粗末に扱うと悲しんだり怒ったりしているように思えてしまって、どんなにボロボロになろうともゴミとして捨てることが考えられなくなります。人型のものでもぬいぐるみでも、家族のように愛情をかける場合もあるのでなおさらです。
お焚き上げのご依頼が多いお品
<ご依頼の多いお品>
1位:お守り・お札
2位:人形・ぬいぐるみ
3位:写真
4位:手紙
5位:財布
6位:日記・手帳
7位:アクセサリー
8位:パワーストーン
現在におけるお焚き上げの意味
故人が使っていたモノには、さまざまな思いが込められ、なかにはまだぬくもりが残されているモノも少なくありません。名残惜しくて手放せないモノもあるかもしれませんが、お焚き上げは「故人の冥福を祈る儀式」としてとても大切なことです。
また、お焚き上げは、故人だけでなく残された人達にも関係があります。生前、故人が大切にしていたモノを神聖な火(浄火)で供養することによって、自分たち遺族も悲しみから抜け出すことができ、「故人とのお別れの儀式」を行うという意味合いもあります。
お焚き上げのタイミング
実は、お焚き上げを行う期間に厳密な決まりはないのです。そのため、お焚き上げが必要だと感じた際や故人様の死と区切りをつけたい思った際に行うのが一般的とされていますが、近年では「四十九日法要」や「一周忌法要」などを目安に行われる方が増えていますが、遺品整理の業者によってはお焚き上げも行ってくれる場合もあります。
お焚き上げをしてくれる場所
お焚き上げを行いたいと思っても、どこに依頼すればよいのか分からない方も多いと思います。
お焚き上げを行ってくれる場所には大きく分けて2か所あり、「神社やお寺などの宗教施設」と「遺品整理やお焚き上げを専門としている業者」に分けることができます。
燃えないモノもお焚き上げをしても良い?
実は燃えないものは「自分で処理してください」と引き取ってくれないところもあります。
ご存じの通りプラスチックや金属はお正月の神社でもお焚き上げは出来ません。
それらも含めて、神社で供養するか業者に任せるかを決めなければいけません。
お焚き上げを自分でやる方法
遺品のお焚き上げを自分でやる場合、白い布または白い紙を用意してから下記の手順で進めます。
- 白い布または白い紙の上にお焚き上げしたい遺品を並べる。
- 遺品に感謝の気持ちを伝えながら合掌する。
- お清めのために遺品の上に塩をまく。
- 白い布または白い紙で遺品がみえないようにくるむ。
- その後は、ビニール袋や紙袋などに単独で入れてお別れを告げる。
- 自分でお焚き上げするときには火を使わない(有害物質が出たり、火事の原因になる)
※お焚き上げといっても、必ずしも遺品を炎で燃やさなければいけないということはありません。 - 供養した遺品は通常の生活ゴミと一緒にせず、単独で袋につめる。
※供養したい気持ちを心に込めてください。
遺品整理とお焚き上げが難しいときは業者に依頼
遺品整理とお焚き上げを自分で行うことができない場合は、業者に依頼することができます。ただ、気になるのはどんな人が自分たちの代わりに遺品整理とお焚き上げを行うのか、費用はいくらい必要なのかということではないでしょうか。
お焚き上げをお願いする場合、神社やお寺によってはお気持ち程度でいい場合もあれば、ある程度の金額を包まないといけない場合もあります。
お焚き上げの場所まで持ち込む場合は10,000円以内くらい、自宅まで供養に来てもらう場合は数万円くらいかかると考えておくといいでしょう。いずれの場合でも、事前に具体的な内容を確認しておくことが大切です。
遺品整理の業者がオプションで行ってくれる場合がある
遺品整理専門業者は、遺品整理を細かく分別し、遺品を供養場所まで運んでお焚き上げ供養まで行ってくれます。お焚き上げしない不用品も処分してくれるため、利用するメリットはかなり大きいです。「分別できない」「遺品の量が多い」ときこそ、遺品整理のプロを頼ってみてください。
遺品整理を業者に頼むメリット
遺品整理を事業者に頼むメリットとして以下のような事があげられます。
- 遠方に住んでいても対応してもらえる
- 自分で遺品整理をする時間や体力や精神力がないので助かる
- 遺品整理の量が多すぎても手伝ってもらえる
- 効率よく終わる
- お焚き上げもしてくれる業者がある
遺品整理の相場
遺品整理が必要な間取りや荷物の量・種類などによって料金は大きく異なります。
目安としては、1ルーム、作業員2名~3名で3万~8万円ほどから始まり、4LDK以上となると20万円以上は見ておいた方が良いと思います。
部屋が狭くても荷物が多い場合は、当然料金も高くなります。梱包・搬出・清掃・車両・処分・家電リサイクル・オプション作業・消費税などさまざまな項目がありますので、必ず見積りで確認しましょう。
こんなお悩みがある方は業者へ
・遺品の整理の仕方がわからない・・・
・親族が突然亡くなり、残った遺品整理をどうしよう…
・遠方に住んでいるのですぐにいけない…
・葬儀後、すぐにお部屋・借家を明け渡さなければならない
・女性・高齢者だけでは重たい荷物を整理できない
・状態がひどく自分たちだけでは手に負えない
遺品整理は御用聞きのアイキョウにお任せ下さい
遺品整理サービスでは、家財だけでなく、故人様が生前愛用されていたお品物を、残すべきもの、買取できるもの、処分すべきものに遺品整理のプロである我々がご依頼者様に代わり、選別いたします。
【依頼の流れ】
ご指定の日時にご自宅にお伺いさせていただき、家財の量や状況、買取品、処分品の分量などを見させていただき、お見積りを作成します。
お見積りにご納得いただけましたら、ご契約書を交わし、指定の日時に作業員が現地を訪れ、仕分け、梱包、搬出、清掃など定められた作業を行います。
作業完了後、作業内容を最終確認した上で所定の費用をお支払いいただきます。
作業当日の流れ
- 作業当日にも作業員全員で打ち合わせを行い、作業の流れや、各ポジションをしっかり確認します。
- 集合住宅の場合、エレベーターなど共用部分を傷つけないように保護
- 遺品の仕分け、処分品の分別作業(可燃・不燃/一般廃棄物・産業廃棄物等)
ご依頼主様お立会いの下、目印をつけながら遺品の仕分け作業を進めます。 - 遺品の梱包と搬出作業
(遺品とお宅を傷つけないよう配慮しながら搬出を行っております) - 搬出終了後、現場を清掃
(お部屋からの遺品の搬出が完了しましたら、清掃作業をいたします。) - 作業終了後にご依頼主様に確認をしていただき、ご精算をお願いしております。
サービス地域service area
遺品整理サービスでよくあるご質問
- 遺品整理の見積りは無料ですか?
もちろんです。お見積り無料でお伺いしております。ご希望のお見積り日時をお伝えください。
- 実家の整理をしていて、1部屋のみ整理したいのですが可能ですか?
お部屋1部屋のみの遺品整理も可能です。お客様のお気持ちに寄り添い、ご希望に沿って整理のご案内をしております。
- 実家と離れて住んでいても大丈夫ですか?
遠方に住んでいる方も対応可能です。お立合いが困難な場合は鍵をお預かりしお見積り・作業も可能です。完了後、お部屋の状況写真をお送りしております。
- 家のモノをお焚き上げしたい。具体的にどのようなモノをお焚き上げすればいいの?
お焚き上げにだされるモノはご依頼主様の判断にお任せしておりますが、大型家財・家具は高額な費用がかかってしまいます。一般的には、仏壇・仏具・神棚・遺影・人形、身に着けていた時計やアクセサリーなど愛着のあったモノが多い傾向にあります。
- 見積り後に追加費用などが発生しませんか?
基本的には追加費用の発生はありません。(ただし、お見積もり時との状況が明らかに違っている場合は、再度ご相談させて頂くこともあります。)
- 作業完了までにどれくらいお時間が掛かりますか?
立会い不要サービスも請け承っております。ご都合によって立会うことが困難な場合でも事前調査に基づいた安心・信頼のサービスのご提供をしております。
- お問合せ後に見積りを見て決めてもいいでしょうか?
もちろん可能です。
- 電話だけで正確な見積もりは出せますか?
おおよその費用はお電話やメールでお伝えできますが、正確な金額につきましては、お伺いして家の状況を確認してからの算出となります。