お気に入りの服やタオルが黒ズミや黄ばみでくすんでしまったことはありませんか？
黒ズミや黄ばみの原因は、汗や皮脂などの汚れが繊維の奥に蓄積することです。放置しておくと、落ちにくくなってしまうので、早めに対処しましょう。
そこで、今回は洗濯物の黒ズミや黄ばみの簡単な予防法と落とし方をご紹介します。
お気に入りの服がくたびれる原因は？
お気に入りの服やタオルが、いつの間にかくたびれた印象になってしまって、がっかりした経験はありませんか？
実は、黒ずみや黄ばみなどの汚れが、衣類の寿命を縮める原因になっている可能性があるのです。
ライオンが行ったアンケートによると、購入後どれくらい衣類が長持ちするかについて、1位は白いTシャツで3年半〜4年弱、2位はワイシャツで3年〜3年半、3位はスニーカーで2年〜2年半という結果になりました。
これらの衣類は、いずれも黒ずみや黄ばみが気になりだすと、着なくなるという回答が多く見られました。
黒ずみや黄ばみの原因は、汗や皮脂などの汚れが繊維の奥に蓄積することです。
汗や皮脂は、そのまま放置しておくと酸化によって黄ばみや黒ずみになります。また、洗濯をしても汚れが完全に落ちていないと、同じ場所に汚れが蓄積されて、さらにくすんでしまいます。
衣類の黒ずみ・黄ばみ・くすみ、その原因と対策とは？
お気に入りの服やタオルが、いつの間にか黒ずんだり、黄ばんだり、くすんでしまったことはありませんか？
実は、これらの汚れは、衣類の寿命を縮める原因になっている可能性があるのです。
黒ずみ・黄ばみ・くすみの原因は、大きく分けて2つあります。
1つは、汗や皮脂などの「油汚れ」です。油汚れは、そのまま放置しておくと酸化によって黒ずみや黄ばみになります。また、洗濯をしても汚れが完全に落ちていないと、同じ場所に汚れが蓄積されて、さらにくすんでしまいます。
もう1つは、洗濯中に一度落とした汚れが、洗濯槽の中でほかの衣類に付着してしまう「再汚染」です。一見キレイなタオルや衣類も、繊維の奥には落としきれない汚れが蓄積し始めているのです。
洗濯で衣類の色を守りたい！
お気に入りの衣類は、できるだけ長く綺麗な状態で着ていたいですよね。しかし、洗濯を繰り返していると、色落ちや色あせが気になってくるものです。
実は、洗濯で衣類の色を守ることは、とても難しいのです。なぜなら、汚れを落とす洗浄力と、色を守る機能はトレードオフの関係にあるからです。
洗濯物に付いた汚れを落とすためには、洗濯機の中で洗濯物同士がこすれ合う必要があります。しかし、こすれすぎると、衣類の繊維が傷ついて、色落ちや色あせを引き起こす可能性があります。
また、洗濯機の洗濯槽にも汚れが溜まることで、再汚染が起こり、色落ちや色あせを加速させることもあります。
衣類の色を守るためには、以下のことに注意しましょう。
- 洗濯頻度を減らす
- 洗濯機に洗濯物を詰めすぎない
- 洗濯槽クリーナーを定期的に使用する
- 洗濯表示を守る
- 洗濯用洗剤を適切に使用する
また、最近では、衣類の色を守る機能に優れた洗剤も販売されています。
お気に入りの衣類を長く綺麗に保つために、ぜひこれらの対策を参考にしてみてください。
詰め込み洗いは洗濯機の洗浄力を低下させる！
洗濯機で洗濯をする際、ついつい洗濯物を詰め込みすぎてしまうことはありませんか？しかし、詰め込み洗いは洗濯機の洗浄力を低下させる原因になるということをご存知でしょうか。
洗濯機の洗浄力は、洗剤の汚れを落とす力と、洗濯機の機械力の両方によって決まります。洗剤の汚れを落とす力は、洗剤の種類や量によって変わりますが、洗濯機の機械力は洗濯物の量によって大きく左右されます。
詰め込み洗いをすると、洗濯物同士が密着して、洗濯機の羽根が洗濯物を攪拌（かくはん）する力が弱くなります。そのため、汚れが落ちにくくなり、汚れが蓄積しやすくなります。
また、詰め込み洗いは洗濯物の量に対して水が少なすぎるため、衣類から出た汚れが他の衣類に再付着してしまう「再汚染」が起きやすくなり、くすみや黒ズミの原因にもなります。
1回分の洗濯物を洗濯機の容量の7割程度にしておくのが理想です。
黒ズミ・黄ばみ・くすみはつけおき洗いで解決！
お気に入りの衣類が、いつの間にか黒ズミや黄ばみ、くすんでしまったことはありませんか？
黒ズミや黄ばみ、くすみの原因は、汗や皮脂などの汚れが繊維の奥に蓄積されることです。洗濯をしても汚れが完全に落ちていないと、そのまま放置しておくと酸化によって黒ずみや黄ばみになります。
このような場合は、つけおき洗いが効果的です。つけおき洗いは、洗剤を溶かした水に衣類を浸して、汚れに直接洗剤を浸透させる方法です。
つけおき洗いの方法は、以下のとおりです。
- 洗濯槽に水を張り、洗剤を溶かす。
- 黒ズミや黄ばみが気になる衣類を、洗剤液に浸す。
- 30分〜1時間ほどつけおきする。
- 通常通り洗濯する。
つけおき洗いをする際は、以下の点に注意しましょう。
- 洗剤は、衣類の種類や汚れの程度に合わせて選ぶ。
- つけおきする時間は、衣類の素材や汚れの程度に合わせて調整する。
- つけおき洗いした衣類は、すぐに洗濯する。
つけおき洗いをすることで、黒ズミや黄ばみ、くすみがきれいになるだけでなく、衣類の色落ちや毛羽立ちを防ぐ効果もあります。
つけおき洗いの洗濯機でのやり方
つけおき洗いは、洗濯槽に水を張って洗剤を溶かし、衣類を浸して汚れを落とす方法です。つけおき洗いをした衣類は、洗濯機で洗うのが一般的です。
縦型洗濯機で洗う場合は、つけおき液ごと洗濯機に入れます。ほかの洗濯物と一緒に洗濯してもかまいません。洗濯モードは、「洗濯」モードで問題ありません。
ドラム式洗濯機で洗う場合は、衣類を軽く絞ってから洗濯機に入れます。洗濯モードは、「洗濯」モードで問題ありません。
黒ズミ・黄ばみ・くすみを防ぐ！予防対策の3つのポイント
お気に入りの衣類が黒ずんだり、黄ばんだり、くすんでしまったら、ショックですよね。そんなトラブルを防ぐためには、日々のお洗濯で汚れをしっかり落とし、残った汚れが極力少なくなるよう心がけることが大切です。
黒ズミ・黄ばみ・くすみの原因は、汗や皮脂などの汚れが繊維の奥に蓄積されることです。そのため、黒ズミ・黄ばみ・くすみを防ぐためには、以下の3つのポイントを押さえましょう。
- 洗剤は適量を使い、つけおき洗いも活用する
洗剤は、衣類の量や汚れの程度に合わせて適量を使いましょう。洗剤が少ないと汚れが落ちにくく、洗剤が多すぎると衣類が傷む原因になります。また、つけおき洗いをするのも効果的です。洗剤を溶かした水に衣類を浸すことで、汚れが繊維の奥まで浸透しやすくなります。
- 洗濯機の容量を守って洗う
洗濯機に洗濯物を詰め込みすぎると、洗濯槽内で洗濯物が動かなくなり、汚れが落ちにくくなります。洗濯機の容量を守って洗濯することで、洗濯物の動きが活発になり、汚れがしっかりと落とせます。
- 洗濯槽クリーナーを定期的に使用する
洗濯槽の中には、洗濯のたびに汚れが蓄積していきます。洗濯槽クリーナーを定期的に使用して、洗濯槽の汚れを落とすことで、再汚染を防ぐことができます。
これらのポイントを押さえて、黒ズミ・黄ばみ・くすみを防ぎ、お気に入りの衣類を長くきれいに保ちましょう。
