植物は、光と水と空気があれば光合成によって栄養分を自分で合成することができますが、一般的に家庭園芸で育てる植物には、より健全に生育させ美しく咲かせるために、肥料が必要となります。
但し、肥料を撒くにしても成分・回数・時期など、植物の種類に応じて変わって来るので、事前に知っておくと便利でしょう。
今回は、花をたくさん咲かせるための肥料のやり方をご紹介します。肥料のやり方をしっかり押さえて、より園芸を楽しくしていきましょう!
肥料のやり方
肥料のやり方には、植えつけ時に土に混ぜる方法(元肥・もとごえ)と、後から追加してあげる方法(追肥・おいごえ・ついひ)の2通りあります。植えつけ時の土に肥料を混ぜたのに、だんだん花が小さくなったり少なくなったりした経験はありませんか。お花の元気がなくなってきたら元肥だけでは栄養が足りていない事が原因です。追肥も一緒にあげるようにすると良いかもしれません。
元肥とは?(もとごえ)
元肥は、種まきや植物を植えつけ時に予め土に混ぜておく肥料で、初期段階の植物の生長を促すことを目的とします。効果が長く続く緩効性の肥料を使います。
追肥とは?(おいごえ又はついひ)
追肥は、植物の生長段階で与える肥料で、生長中に不足した栄養を補充することを目的とします。用途に応じて、持続性の高い固形肥料と速効性の高い液体肥料を使い分けたり、併用したりします。
病気などで葉や花が茶色に変色したり、苗が見るからに弱っている時には、肥料をあげ続けないようにしてください。少しの間肥料をあげることを控えて、しばらく様子を見た後、葉が元気になってきたのを確認してから、肥料をあげるのを再開するようにしてください。
固形肥料と液体肥料について
肥料には土地の上に置く固形肥料と液体肥料があり、ここでは両方の違いや特徴についてご紹介します。
固形肥料
固形肥料は日々の水遣り、雨などでまいた肥料を溶かして、栄養を根に届けるものです。
そのため、すでに栄養成分が既にとけている液肥と比べて即効性はありませんが、まいてから溶けてなくなるまで効果が期待できます。
特徴
- ①使い方→土の中や上にまいたり、置いて使います。
- ②効果→即効性はありませんが、長い間で効果が期待できます。
- ③肥料やけ→起こしずらい。
解説
①固形肥料(置き肥)は、月1回程度の頻度で、株元の土に置きます。
肥料によっては、ワンシーズン(3ヵ月ほど)に1回程度でも十分に効果を発揮するものもあるので、肥料に記載されている内容に従ってください。
②固形肥料は日々の水遣り、雨などでまいた肥料を溶かして、栄養を根に届けるものです。そのため、すでに栄養成分が既にとけている液肥と比べて即効性はありませんが、まいてから溶けてなくなるまで効果が期待できます。
③肥料焼けとは 肥料の不適切な使用によって、株全体が急激にしおれてしまったり、葉が焼けるように枯れてしまったりする現象ですが、固形の場合はじわじわと効き目がある為、急激な変化はありません。
液体肥料
液体肥料は名前の通り、固形ではなく液体という事は言うまでも無いですが、大きな特徴としては液体肥料は即効性があるという部分です。植物の根は水に溶けている状態でないと栄養を吸収出来ません。そのため、すでに液体肥料は栄養素が溶けているので、吸収がはやく即効性があるのですが効果はあげた直後のみで、固形肥料と違い持続効果はありません。
- ①使い方→原液を水で希釈もしくは、そのまま植物に水のようにあげます。
- ②効果→即効性がありますが、短い間しか効きません。
- ③肥料やけ→起こしやすい。
①と②に関しては固形肥料の逆と思って頂いて問題無いですが、ここで注意が必要なのが③の肥料やけです。
肥料やけは肥料を多くあげ過ぎたり、濃すぎるものをあげると起こる症状で、根を痛めて枯れることもあります。液体肥料は肥料やけになりやすいので、ラベルに書かれている用法用量、使い方をよく読んでお使い下さい。
肥料のあげ方
固形肥料(置き肥)のあげ方
固形肥料(置き肥)は、月1回程度の頻度で、株元の土に置きましょう。
肥料によっては、ワンシーズン(3ヵ月ほど)に1回程度でも十分に効果を発揮するものもあるので、肥料に記載されている内容に従ってください。
液体肥料のあげ方
液体肥料をあげる時は、水やりの代わりに鉢の底から流れ出る程度の液体肥料をあげましょう。水で希釈して利用するタイプ、そのまま原液のままあげるタイプなどさまざまな種類が出ているので、肥料に記載されている内容に従って液体肥料を準備しましょう。
肥料やり(追肥)のタイミング
元肥を通常のものより多めに入れ、さらにその後も追肥を定期的にあげ続け、肥料を切らさないことがポイントです。追肥として緩効性の置き肥を1ヵ月に1回程度、液肥(500~1,000倍)を1〜2週間に1~2回程度あげることを推奨しています。最適な肥料やりのタイミングは、品種によって異なりますので確認が必要です。
夏には、液体肥料を使うことをおすすめします。夏に固体肥料を使う場合は、いつもよりも少なめにあげることを心掛けてください。固体肥料は温度に反応して溶けるので、緩効性肥料を使っているはずなのに夏だと即効性肥料になってしまいますので栄養が行き過ぎて肥料やけしてしまう場合もあります。
肥料の選び方
植えつけ時におすすめの肥料
植えつけ時には元肥として緩効性肥料を予め土に混ぜておきましょう。土の全体に混ぜるよりも根の先にちょうど当たるぐらいの場所にばらまく方が、効果的です。
生育期におすすめの肥料
新芽が動いて葉が茂り始める生育期には、N(窒素)を多く含む肥料をあげましょう。N(窒素)やK(カリ)を多く含む草花用の肥料を使うと、根、葉、茎がしっかりと丈夫な株に成長します。
開花期におすすめの肥料
株が充実して、次に花をたくさん咲かせたいというときは、P(リン酸)を多く含む草花用の肥料を使いましょう。
肥料の種類
肥料の原材料は、有機肥料と化成肥料の2種類があります。
有機肥料
有機肥料とは、鶏糞や魚粉、草木灰など、植物や動物を原料にして作られた肥料のこと。農作物の栽培に必要な「窒素」「リン酸」「カリウム」などの無機養分を補う目的で使用します。
土の中には養分が含まれていますが、時間の経過とともに植物が吸収してしまい、なくなってしまうのが特徴。有機肥料を用いることで必要な養分を補充し、より農作物が育ちやすい土に変えられます。
特徴 有機肥料は植物による養分の吸収スピードがゆっくりとしています。これは、微生物が土の中で有機物を分解する時間が含まれるためです。
化成肥料
化学的に合成された無機肥料で、複数の成分を含んでいるものが多いことが特徴です。化成肥料は、肥料や肥料原料を造粒または化学的に加工して作られたものです。 名前に化成とつくことから、原料も人工の物質だと誤解されがちですが、化成肥料の原料は空気中の窒素やリン鉱石、カリウム鉱石、一部の有機肥料など、自然界に由来する物質です。
特徴 化成肥料は、即効性を期待できるのが最大の特徴です。化成肥料が水に溶け込んだ瞬間から吸収可 能な養分へと変わります。
まとめ
植物は、光と水と空気があれば光合成によって栄養分を自分で合成することができますが、、肥料をたっぷりあげると花をたくさん咲かせることができます。しかし、あげ過ぎや肥料の種類が適正でないと枯らせてしまう事もあります。植物に合わせた肥料の使い方を覚えて、たくさんのきれいな花を咲かせれるといいですね!
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