ハウスキーパーって聞いた事があるかと思いますが、家事代行と何が違うの?と思っている方も多いと思います。共通して言える事はどちらも仕事や育児に忙しく時間に余裕がない時に助けとなるサービスです。ただ、ハウスキーパーと家事代行には、いくつかの違いがあります。この記事では、ハウスキーパーとはどのような業務を担うのか、家事代行との違い、それぞれのサービスについて解説します。
ハウスキーパーとは?
まず初めにハウスキーパーとは、家の中の家事全般をしてくれる人のことを指します。その家に住んでいる人に代わって、掃除や洗濯、料理、買い物などあらゆる家事を代行してくれます。
家事代行でも家事全般を行ってくれるのではないか?と思われがちですが、家事代行サービスもハウスキーパーとほぼ同様の仕事をおこないます。しかし家事代行サービスは「掃除のみ」「料理のみ」など、特定の代行だけをおこないます。
ハウスキーパーと家事代行には、サービスに少し違いがあります。それぞれの特徴を知って、上手に家の仕事の負担を減らしていきましょう。
家の仕事全般を請け負うのがハウスキーパー
ハウスキーパーとは、家主に代わって家の仕事全般を行う人のことを指します。そのため、場合によっては住み込みでお願いすることもあります。家族ではないけれど、家族に準ずる者として家の仕事を請け負ってくれるのがハウスキーパーなのです。
ハウスキーパーの主なサービス
ハウスキーパーがおこなう主なサービスは、以下のとおりです。
- 掃除
- 洗濯
- 料理
- 買い物
- ペットシッター
- ベビーシッター
- 子供の送迎
- 留守番
留守番や家事以外のことも任せられます。
ハウスキーパーを利用する方はこんな方におすすめ
育児中の方
未就学児などがいる家庭は、子供の世話を優先して家事がおろそかになりがちです。掃除・洗濯・料理・食器洗いなど、やることが多すぎて疲れ果ててしまう人も多いのではないでしょうか。そのようなときに、ハウスキーパーを活用すると便利です。契約や条件次第では、長時間働いてもらうことも可能になります。
一人暮らしの方
一人暮らしをしている社会人にとって、家事は一苦労です。平日に仕事が多忙な場合、どうしても休日を利用して一気に片付けることになるでしょう。せっかくの休日なのにゆっくり休めないため、逆に疲れてしまうこともあります。しかしハウスキーパーを頼むことによって、サボりがちになる家事を手際よく片付けてもらえるはずです。
ハウスキーパーと家事代行の違い
ハウスキーパーと並んで、家の仕事を手伝ってくれるのが家事代行サービスです。
家事代行サービスとは、家事に限定した仕事を家主に代わってやってくれるものです。
依頼できる内容は家事のみですが一日二時間くらいの短い時間から利用できるので、忙しいスケジュールの合間にお願いすることができるので便利です。
家事代行サービスによる子守りやペットのケアは、オプションになる場合が多いです。しかしハウスキーパーは、特定の代行のみでなくあらゆる家事の代行をおこなって貰えるのも特徴です。
ハウスキーパーと家事代行の業務内容の違い
ハウスキーパーと家事代行の大きな違いは業務内容です。
ハウスキーパーが請け負う仕事は、掃除・洗濯・料理などの家事だけではありません。家事以外にも、買い物や留守番を頼むことも出来ます。介護やペットシッター、ベビーシッターも頼めますし、子供の送り迎えを頼んでも構いません。そのため、通いでは間に合わない場合には、住み込みでの契約をすることもあります。
一方家事代行は、家事のみがサービスの対象となります。具体的には掃除、洗濯、片付け、料理などです。オプションで子供やペットの世話を付けられることもありますが、基本的には家事だけだと思ってください。業務内容が限定的なため、一日に数時間程度の勤務をお願いすることが多くなります。
ハウスキーパーは直接契約
ハウスキーパーの多くは、依頼者と個人間契約を結ぶため、ハウスキーパーに対して依頼内容や時間、報酬などの細かな条件を伝えやすくなります。直接やりとりすることで、コミュニケーションが密になり、信頼関係が築きやすいというメリットもあるでしょう。
一番のメリットは、同じ人物と長く付き合っていくことができること。家の中にはその家族によっての生活スタイルやルールがあります。決まった人と長く契約することで、それぞれのスタイルやルールを踏まえながら業務に当たってもらうことができます。
一方デメリットは、一度契約してしまうとなかなか人の変更ができないことです。お互いに信頼のおける人物と出会うことができれば良いですが、もし勤務態度に不満があったとしても直接の契約であるハウスキーパーを別の人に変更するのは難しいかもしれません。
家事代行サービスは仲介する会社と契約
家事代行サービスは、家主と代行者が直接契約を結ぶことはありません。家主は家事代行サービス会社と契約を結び、家事代行サービス会社に所属する人物を派遣してもらいます。代行者は、代行会社から給与を受け取ることになります。
一番のメリットは、家事代行サービス会社という第三者が間に入っているので、金銭面や条件でのトラブルを防ぐことができるという安心感です。また、代行会社に所属している代行者は何人もいるので、派遣されてきた人と合わないという場合は、別の人に代えてもらうこともできるでしょう。
デメリットは、もし気に入った人がいても毎回その人に頼むことはできないということ。毎回別の人が派遣されてくるので、その都度依頼内容の説明をしなくてはいけなくなります。代行会社によっては指名制度を設けているところもあるので、上手に活用してください。
料金形態
ハウスキーパーの場合
ハウスキーパーは依頼者との個人間契約になるため、多くの場合に依頼者が日給という形でハウスキーパー本人に支払います。その他の支払いには、交通費などの実費も必要です。また、住み込みの場合は、食事の支給もしくは食事代、入浴の提供もしくは入浴料の実費も必要になります。
家事代行の場合
家事代行は、利用した分の料金を代行会社に支払い、支払われた料金から、スタッフへ給料として支払われるのが一般的です。
ハウスキーパーの値段・料金相場
ハウスキーパーの利用料金は、1時間あたり1,500~3,500円程度で設定している場合が多いです。1回あたり3時間から受け付けていることが多いので、1回の依頼で5,000~10,000円前後が目安になります。また交通費に関しては別途必要です。
まとめ
ハウスキーパーと家事代行の違い
先述した通り、ハウスキーパーの業務は、家事だけでなく家の仕事全般まで多岐にわたります。一方の家事代行は、業務の範囲が決められており、普段の家事の範囲を超えた、子どもの送迎やシッター、ペットシッター、介護のサポートには対応しません。
掃除、料理、洗濯、整理収納、買い物といった家事の中から選んで、依頼するのが家事代行です。家事代行では、子どもやペットの世話といった家族にはできても、他人に依頼するとなると、対応不可になる業務があることがありますので覚えておいたほうがいいですね。
家事代行には定期とスポットがある
ここからは家事代行の定期利用とスポット利用についてご紹介いたします。
定期利用のメリット
1ヶ月に複数回の利用を考えている方は、スポットで繰り返し依頼するよりも、定期依頼にした方がお得かも知れません。最近は定期の会社が多く増えています。
定期の場合は曜日や時間を決めておけるのでご自身の予定も立てやすくなります。
同じスタッフであれば、回数を重ねるごとに、依頼者の好みやこだわりを理解し、物の配置や道具類の扱いにも慣れてきます。そのため、細かい指示を出す必要もありません。自宅での作業を安心して任せることができるでしょう。
定期サービスでは、毎回予約をする必要がありません。そのため、「予約をしても対応してもらえない」「スタッフが見つからなくて困った」ということはありません。
定期利用のデメリット
1.毎月定額の料金を支払う必要がある
定期依頼では毎月定額の料金が発生します。毎月の出費を負担に思う方もいるかも知れません。
2.スタッフとの相性が合わないことも
同じスタッフに依頼できるメリットがあるものの、相性の合わないスタッフが担当になってしまうという可能性もありますので、スポットで何度か利用された後の方がいいかも知れません。
スポット(単発)サービスとは単発
必要なときだけ依頼する場合はスポット依頼
スポット依頼とは、「1回だけ」の利用ができるプランのことです。必要なときだけ依頼できるため、1回利用した後でも必要になったときに再度利用することができます。定期依頼のように曜日や時間が決まっていないため、自分の都合に合わせて日時を指定することが可能です。
日常的に、自分もしくは家族で家事をこなせるため、家事代行サービスに依頼するほどでもないということもあるでしょう。ただ、利用するときには、費用をできるだけ抑えたい方には、スポット依頼がおすすめです。
1時間あたりの料金だけでみると定期依頼の方が割安です。しかし、依頼した分だけの支払いになるため、月1回以内の利用であれば、定期依頼よりも費用を抑えることができます。
スタッフとの相性を見極める為にも、何度かスポットで依頼されるのも良いかと思います。
仮に候補の会社が決まっている場合でも、数回はスポットで家事代行を経験し、安心して任せられると思えば定期依頼に移行しても良いと思います。
定期利用の予算はどれくらい?
家事代行サービスに依頼する時に、やはり料金は気になるとこですね。
料金は会社によってもかなり違いがあるのですが、ある業者のサービスをチェックしてみると、家事一般の定期コースは「3,300円(税別)~/1h」
利用時間、回数、入会金などは各社規程が違いますが、上記の代行業者の場合、定期コースは最低週1回、2時間以上で、スタッフの交通費を1,000円/回、支払うようになっています。
ということは、1ヶ月で8時間(4回)とすると、入会金など以外にかかる費用は、3,300円x8時間分と交通費1,000円x4回で、30,400円となります。
定期的にお掃除&片付けを望まれている方は定期でも良いかも知れません。
単発でお願いしようと思っていても大手家事代行業などは定期しか出来ない場合もあります。
突発的に家事代行サービスをご利用されたい場合は、スポット(単発)をメインで行っている弊社のような会社もあります。
御用聞きのアイキョウ 基本料金
便利サービス 1250円~/30分
- 買い物代行
- 見守り
- 各種行政手続きの申請代行
- 旅行・スポーツ観戦などの外出同行
- 食べたいものの買い出し・お取り寄せ
- 荷物の梱包など
- お風呂の掃除
- 台所・換気扇の掃除
- 洗面所・トイレ掃除
- ハサミ・包丁研ぎ
- 窓拭き
- お布団の洗濯
- お料理のつくりおき
- ペットのお世話
- 雪かき・除雪
- 家電の買い替え相談(エアコン・冷蔵庫など)
- お米・お水の定期宅配
- スマホ・パソコン・家電の使い方レッスン
―お片付け―
- 倉庫・物置の大掃除
- 古本の整理・買取
- お墓掃除
- 家具の組み立て・移動
- 庭の掃除(草抜き・芝刈り・木の剪定)
- 庭作業(肥料・除草剤まき・砂利敷き)
- 大工作業・かんたんな修理
- 写真アルバムの整理整頓
- 家具や粗大ごみの移動
- 庭の掃除(草抜き・芝刈り・木の剪定)
- カーテン取付・お洗濯
- ガーデニング・花の水やり・落ち葉掃除
- ゴミ捨て
- 家電の設置・設定
- すだれの設置
まとめ
家事代行を定期で依頼するメリット・デメリットについて解説しました。定期利用は、1度利用すると予約の必要がなく、さまざまなメリットがあります。しかし、月に一度程度の事や雪かきなどの突発的な事は定期ではなくスポット(単発)のご利用になるかと思います。
御用聞きのアイキョウではちょっとした事から専門的な事まで、それぞれのライフスタイルに合わせたプランをご用意しています。よりきめ細やかなサービスを提供できるよう、技術・マナーの研修にも力を入れております。
皆様の快適な生活の一助を担えればと思っています。